サーチコンソールは「全部覚えよう」としなくていい
Googleサーチコンソール(通称サチコ)を初めて開くと、左メニューにたくさんの項目が並んでいて圧倒されるかもしれません。URL検査、サイトマップ、ウェブに関する主な指標……全部を理解しようとすると、それだけで挫折してしまいます。
でも安心してください。初心者が日常的に使う画面は3つだけです。「検索パフォーマンス」「ページ(旧カバレッジ)」「リンク」。この3つを押さえれば、サイトの健康状態と改善のヒントは十分つかめます。
画面①:検索パフォーマンス ─ どんなキーワードで検索されているかを知る
サーチコンソールで最も使う画面がこの「検索パフォーマンス」です。左メニューからクリックするだけで開けます。
ここで見るべきポイント
- クエリ(検索キーワード)一覧:自分のサイトがどんなキーワードで検索結果に表示されたかがわかります。「こんなキーワードで来てるんだ」という発見があるはずです。
- クリック数と表示回数:表示回数が多いのにクリックが少ないキーワードは、タイトルや説明文を改善するだけで流入が増える可能性があります。
- 平均掲載順位:狙っているキーワードが今何位くらいなのかをざっくり把握できます。
まずは「クエリ」タブを眺めて、想定外のキーワードがないかチェックしてみましょう。意外なキーワードで流入があれば、そのテーマで記事を書く・既存記事を補強するなどの次のアクションにつながります。
ここで見つけた有望なキーワードは、MINAMI SEOに登録して順位を継続トラッキングしておくと、施策の効果が見えやすくなります。サチコは過去16か月分のデータしか保持しないため、長期の順位推移を追いたい場合は外部ツールとの併用がおすすめです。
画面②:ページ(旧カバレッジ) ─ インデックスのエラーを見つける
左メニューの「ページ」(以前は「カバレッジ」という名前でした)を開くと、Googleがサイトのページをどう認識しているかがわかります。
ここで見るべきポイント
- 「未登録」のページ数:Googleのインデックスに入っていないページが何件あるか。意図的にnoindexにしているなら問題ありませんが、本来インデックスさせたいページが含まれていたら対処が必要です。
- エラーの有無:サーバーエラー(5xx)やリダイレクトの問題など、技術的な不具合が出ていないかをチェックします。
- 「クロール済み – インデックス未登録」の件数:Googleがページを見に来たのにインデックスしなかったケースです。コンテンツの質や重複が原因のことが多いため、該当ページを見直すきっかけになります。
すべてのステータスを細かく理解する必要はありません。まずは「エラー」が出ていないかだけ確認する習慣をつけましょう。エラーがゼロなら、ひとまずサイトの技術的な健康状態は良好です。
画面③:リンク ─ 外部からの評価を把握する
左メニューの「リンク」を開くと、外部サイトからのリンク(被リンク)と、サイト内部のリンク状況が確認できます。
ここで見るべきポイント
- 上位のリンクされているページ:外部からどのページが多くリンクされているかがわかります。被リンクが多いページはサイトの「資産」なので、そのページの品質を維持・強化することが大切です。
- 上位のリンク元サイト:どんなサイトからリンクを受けているかを確認できます。見覚えのない不審なサイトから大量にリンクされていたら、スパムリンクの可能性があるため注意が必要です。
- 内部リンクの状況:サイト内でリンクが集まっているページ・孤立しているページの傾向がつかめます。内部リンクが少ないページは、関連する記事から自然にリンクを追加すると回遊性が改善します。
リンクレポートは毎日見る必要はありませんが、月に一度くらいの頻度で「変なリンク元が増えていないか」「大事なページにリンクが集まっているか」をチェックすると安心です。
3つの画面を回すだけで「次にやること」が見えてくる
ここまでの3画面を定期的にチェックするだけで、以下のようなアクションが自然に浮かび上がります。
- 検索パフォーマンスで見つけた有望キーワード → 新規記事のネタ、既存記事のリライト候補
- ページのエラー → 技術的な問題の早期発見・修正
- リンクの異変 → スパム対策、内部リンク改善
サチコで有望なキーワードを発見したら、MINAMI SEOのようなツールに追加して順位の動きを定点観測するのもよい習慣です。サチコの「平均掲載順位」はあくまで概算値なので、正確な順位推移を追いたいときは専用の順位チェックツールを使い分けると実務が回しやすくなります。
まとめ:迷ったらこの3画面に戻ろう
サーチコンソールの使い方で大切なのは、「全部を完璧に使いこなすこと」ではなく、必要な情報に迷わずたどり着けることです。
- 検索パフォーマンスで流入キーワードを把握する
- ページでインデックスの問題がないか確認する
- リンクで外部・内部リンクの状況をチェックする
この3つの習慣を続けるだけで、サイト運営の判断材料は十分に揃います。慣れてきたら他のメニューにも少しずつ手を広げていけばOKです。まずは「3画面だけ見る」ことから始めてみてください。